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第八回目…代表や監督の手間、お金に換算したら?(04.4.5)
チームの代表や監督は、チームの世話に大忙しです。
例えば役割が偏ってるチームの代表さんの一週間の仕事を例に取りますと・・・
・対戦相手探し(ネットで検索、メールの送信など)
・試合の連絡(出欠の連絡がこない人に電話)
・試合球の購入
・スコアの管理、計算
・試合結果のお知らせなど
ネット環境が進んだ事もあって、大分楽になってきましたがそれでも、上記で週3〜4時間ぐらいは時間を取られるでしょう。
例えば毎月30万ぐらいの給料を貰ってると仮定します。会社にもよりますが「自分の給料の3倍以上は働け!」と良く言われると思います。つまり単純に90万として計算すると、その人の時間給は8時間×23日を90万で割ります。すると4,891円と出ました。
業種による差異やサービス残業をされている人もいるので単純に言い切れませんが、30万の給料を貰ってる人の時給は4,891円なのです。
つまり毎週活動してるチームだと、その人の労働対価と見立てた場合、週3〜4時間をチーム運営に費やした場合の労働対価は月額にして78,256円かかる訳です。これを年間12ヶ月(冬季は練習として仮定)で計算すると939,072円かかります。
さらに監督や代表さんは代表会議や仲間チームとのお付き合いも頻繁にあったりします。チームの部費で賄うのは恐れ多い事も自腹切ることも多いでしょう。
まあそれは大げさにしたとして、チーム運営に費やした時間を使って時給800円のアルバイトをしたと仮定しても153,600円稼げたりします。しかもお金が出ていくことはないでしょう。
それを買って出る(またはくじ引きかもしれませんが)というのはなかなか大変な事です。私は趣味で代表をしておりますが、代表さんの愚痴は良く耳にします。
で、何が言いたいのか?というと、日々それだけ大変な思いをしながらチームが活動できる為に日夜「ただ趣味の為」に身銭を切って頑張っている訳です。
運営を趣味にしてる人はいないので、純粋に趣味とは言えません。
逆に言うと、そういう人に頼ってるチームは何かあった時に活動がままならなくなります。そうならない様に作業分担するのがこれからのチーム運営の在り方ではないでしょうか?
社長さんが何故高給取りなのか?というと、何か問題あった時に会社と社員を守るためです。大事な取引先や銀行との戦いがあります。問題処理業と言っても良いでしょう。
私も今まで喧嘩の仲裁とか、お金の貸し借りの問題とか、晴れた惚れたの後始末とか「なんで趣味の事なのにここまでやらなきゃいけないんだ?」と色々泥臭い事もやって来ましたが、いざという時にそういう男気を奮って貰うために、メンバーの皆さんは少しでも簡単な用事を分担したりして負担を一点にかからない様に心がけたいものです。
みんなが1日でも長く気持ちよくプレー出来る為にも、そうした気遣いが大切だと考えます。 |
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