第三回目…出欠管理のコツ（04.12.4）

活動していて一番悩むのは出欠確認ではないでしょうか？
今はインターネット技術の向上で携帯からでも簡単に出欠が入れられる様な仕組みが出来てますが、昔は電話したりして大変でした。最初のチームの頃は携帯が世に出たての頃で普及率も低く、家に電話して本人が留守にしていると家族の方に言付けをお願いしてたものです。
そのうち仕事が忙しくなってなかなか出欠電話を出来る状況でなくなった私は、なけなしの給料を奮発して電話加入権と留守番電話を買いました。
どの様にして使うのか？と言うと、「はい、○○です。只今留守にしております。ご用件のある方は…」という所に、「チーム○○の次回の活動日は×日の×時から○○グランドです。出欠よろしく」と吹き込んで、出欠を取ってました。
ただそれでは聞いてくれないので、昔のDJの様な喋り口調で活動をアナウンスしてみたりしました。すると馬鹿馬鹿しいので少しは聞いて（引いて）くれる様になったものです。

さて昔話はその辺にしておきましょう。
肝心なのはどんなに技術が進歩しても、使う人間に「何故出欠が必要なのか？」を理解して貰わないといけなくなってしまいます。

代表や監督がチームのために要する労力の多くはこうした連絡にあります。電話代、FAX用紙、そして何よりも代え難い時間というものを確実に浪費します。こうした消耗が代表や監督の負担となり、色々と面倒な事が起きた時にチームが活動停止になってしまうのです。
それを防ぐ為に「みんなのチームだから、みんなで協力しあおう！」と言うことになるのですが、じゃあ何故そんな事が必要なのさ？となって来るわけです。
出欠をきちんと報告する意図は以下になります。

＜チームに対して＞
・正確な人数を把握出来る事は、活動予定が立てやすくなります。平均参加人数が少なければ新人を募集すれば良いですし、それまでは試合を控えて練習に充てる。人数が安定して来たら練習試合を思い切ってブッキング出来るという事が可能となり、より建設的な運営が可能となります。
・ただでさえ面倒な事が多くて誰もやりたがらない代表や監督の負担が軽減になります。軽減になればいざという時に誰かが代行になっても負担にならないでしょう。
・電車では不便なグランドへ行く際に、クルマの乗り合いなど手配がしやすくなり便利になります。

＜対戦相手に対して＞
・土壇場に来て人数不足で試合が出来ないのを避けられれば、チームの信用度アップに繋がり、しいてはレベルさえ合えば練習試合などのリピーターになってくれます。
先方がグランドを取っていてドタキャンされた日には間違いなく次回のお誘いはありません。

＜個人に対して＞
・チームが適正な人数で維持出来るという事は、各個人が安定して出場機会を得る事に繋がります。
参加する以上は誰でも1イニング1打席でも多く出たいのが心情ですから理に叶います。


ウチのチーム（ボルメッツ）は、CGIを使った出欠簿を導入してます。まず日程が発表になり全員未確認の状態から出欠開始となり、一週間前になっても未確認にしておかないようにしてます。
「出欠連絡は厳守」という事をチームの約束に入れました。幸いなことに出欠簿は誰がどの状態か見られる様になってますので、いわば公開処刑です（笑
最終的には金曜日の夜までに全員「参加」か「不参加」を表明しなくてはなりません。どうしても都合でギリギリまでわからないという人は個人的に連絡して貰う様にしてます。
こうして「勝ち負け以上に出欠重視」を続けて来たお陰で、人数不足になるドタキャンも皆無なまま活動を続ける事が出来ました。
結論としては「出欠連絡厳守をチーム規定」として織り込んでしまえば良いかと思います。
ペナルティとして試合に来てもスタメンで出られないとか、トンボ掛けをさせるとか、半年以上音沙汰ない人間はクビにするとか、何でも良いと思います。
野球やソフトボールは団体競技ですので、まずはフォー・ザ・チームを優先すべきでしょう。人が来ないことで試合が出来ないというのはゲームを楽しみにして週末が来るのを指折り数えたチームメイトへの明らかに裏切り行為、人間として恥ずかしい事であるという事を認識して貰うのが必要だと思います。
最後に「どんなに忙しい人だって出欠連絡ぐらい入れる時間はある」と書いて締めくくりましょう。

さて最後の最後に便利なツールを幾つか御紹介しますので、色々使ってみてください。
●A-10 CGI Arms WebSite
HTMLやCGIが少しわかる人がチーム内に居たらお勧めです。ボルメッツではScheduleVoteというスクリプトを採用してます。PC以外の携帯からも出欠が入れられる一番最強のツール。04年4月からScheduleVoteの弱点だったEZ-Webでの入力にも対応する様になりました。

●Webleague
プログラムの知識一切不要の出欠ツールを装備。ついでに対戦相手も見つけられるのでお勧め。

●行くぜ！
プログラムの知識一切不要の出欠ツール、ホームページ開設、スコアブックを装備。ついでに対戦相手も見つけられるのでお勧め。