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第十一回目…楽しむ事とは? (08.1.15)
楽しいという言葉を辞書でひくと「満足な状態が続いて、何も不平や心配がない様子。うれしい状態が続く事」と書いてあります。
また楽しむとは「その物の良さをしみじみと味わう事」と書いてあります。
楽しいという言葉は気持ちを素直に表現する言葉として使われます。ただ辛辣な言い方になってしまいますが、逃げ口上としても使われて来たと思います。
良く「楽しくやろうよ」と言ったりしますけど、チームとしてのコンセンサスは何処にあるのか?それによって「楽しい」 という言葉の意味が変わってきます。
例えば極限状態のギリギリさ加減を楽しむというのと、のんびりまったりを楽しむのとては明らかに目的が違いますが「楽しい」という言葉で表現出来てしまいます。
ただ極限状態のギリギリさ加減が楽しいという人も居れば、それは居たたまれないという人もいます。逆にのんびりまったりが楽しいという人も居れば、のんびりまったりはつまらないという人もいます。
楽しいという言葉はある意味「頑張れ」という言葉に似ているのかもしれません。どちらにも言えるのは使い方次第で良い言葉とも適当な言葉とも取れる事です。
そんな気がします。
私個人にとって「楽しい」は、適当にはやらない、拘りをもって探求する事にあると思ってます。ちんたら適当にやるんであれば、別にソフトボールなんてやらなくても、家でゲームでもやっていれば充分なはずだと思います。
貴重な時間を割いてわざわざグランドに出向いてプレーする以上、とことん競技の持つ魅力を大いに楽しみ、最後は笑顔で気分良く締めくくるというのが「楽しい事」と言えるのではないでしょうか?
チームスポーツの良い所は、自分以外の仲間の為に頑張り、その頑張りを仲間が褒め称え、それがチームの中で波紋のように広がり寄せては返して幸福な状態になる事が、やがて自分の幸福感に繋がる事=チームスポーツの良さだと思ってます。
大事な仲間の為に自分が出来ることは何か?それを1人1人が考えて動く事がレベルの高低に限らず「最後は笑顔で締めくくれる雰囲気」づくりに繋がって行くような気がします。
「最後は笑顔で締めくくれる雰囲気」にする為にはどうしたら良いのか?厳しい練習を重ね勝利をおさめた瞬間の笑顔も、にこやかなごやかに終わる笑顔もどちらも同じ笑顔であり、また楽しい気分の表れには変わりません。
という事で、チームとして「楽しい」というメルクマークをどこに置くのか、それはチームの方向性とあわせて、みんなで膝をつき合わせた方がいいかもしれません。 |
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