MLSナイツとの親善試合が品川区の南ふ頭公園野球場で行われた。
今年4月に開場されたこの野球場、軟式用というよりはスローピッチソフトをやるのに最適なのでは?という手頃な大きさと、高くそびえ立つ防球ネットで大ファウルの心配もなく安心してプレーできる素晴らしいグランド。
とにかく雰囲気がいい。
ライト側には巨大なコンテナ群、レフト側には新幹線の車庫へ向かう線路。ミニッツ・メイド・パークみたいにホームランを打つとアトラクションとして新幹線がやって来るそうだ(嘘)
この日のボルメッツは2006年MVPのさとん選手が1年3ヶ月ぶりに実戦復帰、 早速6番EHで先発出場となったが、そのさとん選手がいきなり結果を出す。
1回表、2死から原田、藤本、宇野が連打で満塁。打席には1年3ヶ月ぶりの打席に立つさとん選手。しかし放った打球は一塁グラブをはじく強襲ヒット。相手の送球ミスもあって打ったさとん選手もホームインして4点を先制。
立ち上がり良かった先発小松だが3回に連打を浴びて7失点。しかしビハインドからのボルメッツの粘りが出たのが4回。
先頭のさとんがライトオーバーの二塁打で出塁すると、垣内、小室に安打が出て小松のタイムリーで逆転。しかしその裏に再逆転を食らう。藤本、宇野の連続安打、2アウトから大信田のタイムリー、さらに送球ミスの間に宇野の代走寺平の好判断で一気にホームインして再逆転。6回も山口、原田、藤本の3連打で4点。6回から登板の藤本がきっちり抑えて試合終了、14対12で辛くも勝利したが非常に楽しい試合であった。
課題もなくもない。凡打で消極的な走塁をした選手が居たり、守備でも冷静さが求められる場面が幾つかあった。これは今後の伸びしろと思えば、楽しくプレー出来るきっかけなのかもしれない。
浮き足立つ中、途中から守備についたさとん選手が1年3ヶ月ぶりとは思えない落ち着き払った冷静な守備をしていたのが印象的だった。
小松が7年連続の2ケタ勝利となる10勝目をマーク。生涯初観戦(?)となる息子の大翔(ヒロト)くんに、夫婦で勝利に貢献して勝ち星をプレゼント出来た。
文責・写真/小松
監督談話/
試合前に色々あったけど、試合そのものは楽しかった。折角素晴らしいグランドで試合出来るんだから、準備の時間も含めて楽しみたいね。
テラペイの走塁時の好判断、さとんのブランクを感じさせない・・・むしろ打球の勢いが以前よりも増している打棒は対戦相手には脅威だろうなぁ。
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