前回5月17日の試合が2試合目開始後に雨天中止の憂き目にあったボルメッツ。この試合今季の好調打線を支えて来た主砲宇野が欠場、8年目の遠藤寿を4番に大抜擢し試合に臨んだ。
ボルメッツ先発はここまで負けなしの小松。立ち上がり連打を浴び得点圏にランナーを許すも慌てる事なく後続を断ちきって無難な立ち上がり。
するとその裏、好調の打線が早速火を噴く。
先頭のテラダイラがレフト前安打で出塁、続く山口の当たりは野選を誘う。
ここで得点圏打率チーム2位の原田が先制のタイムリー、そして4番遠藤寿が期待に応えるタイムリー2塁打で2人生還。
いぶし銀の男、川村にもタイムリー安打が出て4点を先制。
こうなるとボルメッツペースか?と思いきや、CNSもすかさず反撃。
小松の与四球も絡んで2回と3回に1点ずつ返して4対2。
3回裏に原田の3塁打の後に4番遠藤寿が犠飛で貴重な追加点。最古参の1人永関もタイムリーが出て突き放しにかかる。
今季永関は打棒が絶好調、一発こそないが二塁打・三塁打が多く、試合を引き寄せるマジックを持っている。
以後小松は永関、原田の巧守にも助けられ安定したピッチングで6回まで2失点に抑える。
圧巻は6回。3球で3アウトの快挙を達成。レンジャースの助っ人参加時に開発したという新変化球でCNS打線を封じた。
4回に原田、川村、藤本のタイムリーで3点、5回には山口の2号3ランも飛び出し試合を決定づけた。
この試合のポイントはやはり遠藤寿。千葉ロッテのサブローばりの「繋ぎの4番」として見事に機能した。
文責・写真/小松
監督談話/
雨あがりのバッドコンディションにも関わらず、サード永関・ショート原田をはじめ内野陣の奮闘が大きい。
打つ方は問題なし。積極的な走塁も効果的だった。
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