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2008.2.17

ボルメッツ春季キャンプ・レポート











2008.2.3(秋ヶ瀬S6)
この日行われる予定だった春季キャンプ第一クールは残念ながら雪の為に中止。う〜ん。

2008.2.17(大泉中央)
この日は大泉中央公園野球場でMLS所属のナイツとの合同春季キャンプ第二クールが行われた。
ボルメッツから8人、ナイツから5名が参加した。

時折吹き付ける冷たい北風に身を震わせながらアップ〜キャッチボール〜ボルメッツとナイツで分かれてノック〜外野ノックを経た後、合同でフリー打撃(1人35打平均)を全員が打った。

この日も絶好調だったのが遠藤寿。前回同様迫力ある打撃を披露。クリーンアップ候補に名乗りを挙げた。
前回パワフルな打撃を披露しブレイクの予感を感じさせた遠藤はるかは二日酔いでヘロヘロ状態ながらも、目の覚めるクリーンヒットを放ち、守備でもスローイングの正確さは相変わらずだった。

またボルメッツのマウンド今季初登板となる志村は打者7人を相手にハイペースの調整。
打撃投手という本分を忘れたかの様な鬼気迫る投球術は、トライアウト中のフジモト、新入団の葛葉の加入でなお一層競争が増す投手陣サバイバル競争の中で猛烈アピールであっただろう。

トライアウトから晴れて入団決定した葛葉選手はこの日細身の体からとは思えないパワフルな打撃を披露、俊足を生かした一番打者サバイバルに名乗りを挙げた。

パワフルな打撃と言えばキャンプ一番の成長株である山口はこの日は本来の持ち味であるライナー性の打球に磨きがかかった。流し打ちもチャレンジと打撃の幅を広げつつあり、広角打法が成功すれば首位打者も夢ではない。あとは課題のスローイングも打撃同様向上したい所。

さらにトライアウト参加のさち選手は、バリウムを飲んだ為に練習を休んだ菊池選手に打撃のアドバイスを受ける他、打撃練習ではサードの守備位置にチャレンジするなど猛烈アピールしていた(怪我しないでね)。

圧巻だったのはトライアウト最終日となるフジモト選手の打撃。90メートルはあろうかというレフトフェンスあわやオーバーの打球をポンポンと打ち上げて行く。
あまりにも危険と感じた監督がレフトフェンス越しに陣取っていた少年ファンに打球への注意を促す一幕も。
またこの日もフリー打撃に登板し、安定感のある投球を披露、また内野守備にもチャレンジした。

昨年通算100勝を最終戦で達成した小松も打者4人に登板「打撃投手に徹して、気持ちよく打たせる様に心がけた」との事。裏返せば四球を与えない為の投球を心がけたとも言えよう。葛葉とフジモトの加入でうかうかしていられない。

昨年までに比べると日数こそ少なかったものの、参加選手は例年以上の打ち込みを行い、小松監督の目指す「全体的な底上げ」が図れた模様。
特に長打力がアップした遠藤寿、山口にかかる期待は非常に大きい。
最後に集合写真を取って春季キャンプ終了となった。


小松監督の談話:
「キャンプの出来は120点。昨年は結局大島兄弟に頼ってしまいがちだった打線も、遠藤寿、山口の打力アップや、新加入になるであろうフジモト、そしてこの日は帯同出来なかったがカナズミの2名で打撃陣の厚みが増しそうだ。また葛葉は俊足を生かして活躍が期待できそうだ。ここに原田、宇野、只津らの主力が例年通りの動きを見せれば、相当面白いシーズンになると踏んでいる。全員が良きライバルとしてお互い競い合う事を楽しんで欲しい。」

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