最近の試合にて、スタメンを考案しているSATON(裏)監督。
出場機会を平等にするとか、各自の希望を考慮するとか、クリアしなければいけないことが山積み。
つい、隣にいた小松投手に一言。
「なんでウチの投手は、投手以外に守れるところ(ポジション)が少ないのよ!」
普段は温厚な人間でも、頭に血が上ったり、ついつい頭を抱えたり。監督業って一見すると花形の様ですけど、実はなかなか日は当たらないし、やることが多すぎて大変なんです。
草ソフト・草野球の選手の皆さん、チームのためにできる事を率先してやることが、とても大事なんですよ。
プレーする瞬間だけではなく、その前の準備やその後の片付けなどが何倍も時間がかかり、労力が要るんです。
さて、そんな裏話がありましたが2試合目の先発投手は・・・原田健成!
意表を突いたようなこの采配、どのような意図があるにせよ、この時点ではベンチで放送禁止用語連発して怒り狂っている「瞬間湯沸かし器の志村」をチョイスするよりは賢明な判断でしょう。
さて試合開始。先行のボルメッツは1番・大島兄が先頭打者ホームランで1点先制。いや―、良く飛びますねぇ。
しかし、このホームランよりも飛距離が出る打者を2名もそろえたボブルヘッズ相手には、先制点が1点ではあってないようなもの。
先発の原田はギリギリの所を狙って投げ込むが、審判の手は上がらずに苦しいピッチング。それでもなんとか満塁の場面を1点に抑える上々の立ち上がりを見せる。
しかし2回以降、苦しさに耐えるピッチングを続けなんとか最小失点に抑えるも、徐々に失点し点差を拡げられる。
ストライクがあと僅かのところで取られなかったりしてランナーをためると、ヒットでそのランナーを返されるなど、悔やまれる部分があった。
しかし、対戦相手にとってはどことなく嫌な曲がり方をするなど、独特の球筋を持っている原田投手の投球は、今後の成長に期待する部分のほうが大きい。
結果4イニング6失点のあと、5回に大量6失点となったが、長距離打者相手に一歩も引かずに勝負しての結果だけに、何ら責めるところは無かった。
この後、急遽大島兄選手が投手としてメガロデビュー。2イニングを1失点に抑える好投を見せた。
「外野から見ているのと、実際に試合で投げるのとは違う」と、投手の奥深さを体験できた様子。
スローピッチの経験が豊富で、持ち前の投球術は対戦相手の投手から学んだりしたところも多く、テンポ良く投げ込める事ができるのも大きな強みだ。
試合は5回に米谷のタイムリーで1点を返すのがやっと。2-12と大差で敗れたのだが、今後のさまざまな展開を見据えて、課題を掘り出すには絶好の試合展開だった。
チームが勝つために。また、より試合を楽しく運んでいくために。さまざまな不足部分があるが、それは何かを解いていきながら、新たな可能性にもチャレンジした。
セカンド羽山・SF志村などこれまでにあまり実例の無いポジションも試行。
まだまだ課題の多いところではあるが、モノにすれば戦い方に幅が出るだけになかなか面白い試みだった。
羽山選手はあと一歩でダブルプレー完成。志村選手は主力選手の外野への飛球を捕球。両者ともその可能性に期待を抱かせる一面を見出した。
打線の湿り加減は深刻な事態だが、この試合に関しては3番・羽山、5番・宇野、6番・小室、9番・志村に3打席音なし。
試合前に別の練習案を追加するなど、なにか吹っ切れる要素が欲しい気すらしてくるが、あまり深く考えすぎずにバットヘッドを下げない事を意識しておきたいように思う。
また、対戦したボブルヘッズがまるで「野手のグラブが届きにくい場所」を狙っているかのような、見事なバッティングをしている。
飛んでいった打球の傾向、落ちた場所を一覧にすれば一目瞭然なぐらい、同じような場所を目掛けてボールが飛んでいる。
(もちろん偶然なのかもしれないのだが)その傾向を生かし、柔軟に対応する気概も必要ではないだろうか。相手もその日その時で戦法を特に意識せずとも変えてしまう・・・と。
文責/志村 写真/デジカメ不調の為、写真なし
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