ハーフタイムコメント
●視野を広く、全体に目を配ろう。
●キツイがプレーは終わりまでキッチリやろう
●主導権はとれている、このまま勝とう
帆間野幸司ヘッドコーチ代行のコメント(ホマコフヘッドコーチ退席により)
2試合目で、正直かなりダメージはありました。選手にはかなり無理をしてもらいましたが、大きなアクシデントもなく結果勝つことができたのでとても満足しております。
ハードワークしてくれた選手と相手チームに感謝したいと思います。
先制されたのですが、ゲームは7回まであるし、特に何かが破綻したわけでもなく、点は取られてもむしろこちらのペースでできていると感じていましたのでそのうちひっくり返すと思って見ていました。シートの変更は球際とクロージングですね、ヨネ(米谷)のショート守備はそこがキッチリきまるので、倉岡はSFで空いたスペースを埋める動きを期待して変更しました、二人とも良かったと思います。
Q.カポックでのゲームでしたが、何か普段と変わったことはありましたか?
「カポックの場合ですが、革(ボール)に比べて打球が微妙に変化する訳です。で、反発力が少ないから飛ばないんですが、今日のはなんだかゴムのピンポンみたいな感じでしたね。まあ、特に問題なかったと思います。」
ゲームリポート
前開催(7月29日)同様灼熱と雷雨がワンセットでやってきた今日の1試合目だが、違っていた事2つ。ひとつは勝った事、もうひとつは2試合目があること。
今日のメンバーはゲストの倉岡、DL只津、トライアウトのレスリーさん、そして主砲大島グランゼル(キョーダインの弟)含めたレギュラーメンバーと多士済々の顔ぶれとはいえ、頭数的にはリザーブがほとんどいないギリギリガールズ状態。続けざまの2試合目は気力の勝負、いや無の境地か。
相手のTSネットはそもそもファーストピッチ系、カポック希望とのことだったのだが、この体内の水分が抜けきったような惨状、プラス秋ヶ瀬S6ではリスク回避の手段としては良かったのかもしれない。
ボルメッツとしては、別にカポックに不慣れということはないが、1試合目が革ということなのか、開始からどことなくプレイひとつひとつがしっくりいかない。
T・Sネットの方はといえば、忙しい展開のファーストピッチのペースに慣れてるせいか、スローピッチの流れがイマイチ掴めない感じで、こちらもプレイがかみ合わない。
守備でリズムを作れないゲームはかなりの確率で星を落とすボルメッツとしては、T・Sネットが寝ているうちにどうにかしなければいけないが、2回早くも先制を許す状況。
しかし、スローピッチでは一日も千日も長があるボルメッツは、1点与える優しさはあっても、そのまま「楽しいスローピッチ」という印象は与えない。すぐさま6番山口以下の打線が打つ方なら硬いも柔らかいもないとばかりに、点はとったものの、まだゲームに入りきれてないT・Sネットから10人がかりで6点を奪う。次の回も5番からおなじく10人がかりで4点取り、攻撃から先にリズムを作った。
ボルメッツが完勝・・・となるのが理想だったが、攻撃のギアはそのまま守備には噛み合わない。
4回10-1から10-5となって、まあご愛嬌と見るかどうかは人其々かもしれないが、帆間野コーチは「修正」を決断する、確実性の高い米谷をショートを入れ、SFに外野とのバランス役に倉岡を投入。
自ら「これは効きましたね」(同コーチ)という妙手、5回には替わった二人から只津に繋いでゲッツー、これでほぼ決着をつけた格好。
その後はある意味「カポックのスローピッチ」らしい流れで、スコアは動かず10-5、先制されたものの、リードがある状態から堅く守ったちょっと大人の試合運びであった、あくまでちょっとですが。
文責/永関 写真/小松
監督談話
「序盤の守備シフトは各自の楽しみ・・・満足のためのシフト。少しずつ相手の試合巧者ぶりが見えた時点でレギュラーシフトへの変更のタイミングは良かったんじゃないかな?個人の満足とチームとしての眼前の目標、相反するものをどうやって両立させて行くか?は永遠の課題。天秤の傾き加減をうまくやらないとね。これは一つの方法論じゃないかな?志村の3試合連続0封リリーフは素晴らしい。」
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