カタリストとカタリスト2を比較する主砲大島兄。カタリストでなくても飛びそうですが・・・ |
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初対戦のチームに敗れたボルメッツは、1番に俊足の葛葉、2番に好調の川村、シーズン通り3番原田、4番大島兄の打線で二試合目に臨んだが、第一試合同様JJホッターズの203高地並みの厚い守備力に阻まれて得点する事ができない。
3回に岩本修の内野安打、志村四球、小松ライト前ヒットで1死満塁のチャンスを迎えるも、葛葉・川村が倒れて得点できず。
しかし先発志村は「点が取れないのなら、こちらが崩れない様に気を付けるだけ」と淡々と投げていく。
これに応えるかの様に守備陣も好投志村を支える。この日セカンドに入ったさとんが、2回の守備時に1人で3アウト全てを裁く活躍を見せれば、サード大島兄、ショートハチウマも活躍。
大ピンチだったのがセンターオーバーの大飛球、あわやランニングホームランか?という当たりを、中継プレイに入った川村が必死の好返球で三塁打に留めると、続くピッチャー強襲の打球、志村のグラブに当たって打球が変わったのをさとんが必死に飛びついて一塁アウト。後続を断ち切ってなんとか0封。
このビックプレーで流れをグッと引き寄せたボルメッツは、5回に先頭の只津が四球で出塁すると、さとんのセンター前ヒット、そして第一試合で良いところがなかった岩本修がセンターオーバーの三塁打で先制、志村の野選、小松のタイムリー安打、さらに川村、原田、大島兄の連続タイムリーで一挙6点を奪うと、志村のピッチングも冴え渡る。
7回も小室が一塁失策で出塁後、志村、小松の連続安打で満塁。葛葉の押し出しを皮切りに原田、大島兄にもタイムリーが飛び出し5点。
前回の登板は最終回にエアポケットにはまってしまった志村だったが、無難に後続を断ち11対0で、今季3勝目を初完封勝利を無四球で達成した。
史上最高のプレーが志村のピンチを救った!さとん、超絶ファインプレー
この日8番セカンドで出場したさとん選手が一世一代の大仕事を見事果たした。
2回の守備では3アウトともセカンドゴロに仕留めたのだが、そのうちの1つは志村がはじいた打球をしっかり見逃さず冷静に送球。
圧巻は4回にもあった志村がはじいた打球の処理。予想していた打球と逆の体勢を取っていたが、スライディングキャッチで捕球すると倒れこむように一塁送球。
普通の男性選手にもマネのできない超絶ファインプレーで志村の好投を支えた。
打撃もこの日4打数3安打をマークし、さとん旋風は止まることを知らない。
真実(まさね)くん伝説は健在!岩本修、リベンジを果たす?
この日久々の出場となった岩本修、久々の試合とあって試合勘が取り戻せないまま第一試合が終了、気持ちを切り替えて4回にセンター頭上を越える3塁打を許してしまったが、今度は5回に「打たれたら打ち返せ」とばかり先制点となる2点タイムリー3ベースを放った。この日は朋子夫人と長男真実(まさね)くんの御前試合。御前試合と言えば05年5月にも真実くんの目の前でサヨナラホームランを放ったのが印象的。
「久々だから体が動かないなぁ」と言いつつも、「世界の四番」は久々の試合を楽しんでいた模様。
ミスターキャッチャーフライ?
小室が不名誉とも言える記録に挑戦中?というも2回の攻撃、先頭の岩本が内野安打で出塁すると続く小室がキャッチャーフライに倒れ、さらに5回にも満塁のチャンスでキャッチャーフライに倒れた。
前回のレンジャース戦とブレーメンズ戦で大活躍し、特にブレーメンズ戦では本塁打を放った小室。
ポジションがキャッチャーと言ってもキャッチャーフライは頂けないと、ベンチからの野次も盛り上がった。
ボルメッツ一バットを振る男になった小松が5打数4安打
連日連夜、雨が降ろうとなかろうと黙々と素振りを日課に続ける男が結果を残している。
小松がこの日5打数4安打。堅守に阻まれて殆どの選手が打率を落とす中、5打数4安打で打率が6割目前と上昇を続けている。
かつては「打席に入りたくないから登板時は指名打者を使ったりしたなあ」というぐらいにバッティングが嫌いになった時期もあったが、今年のボルメッツは休団選手が多く、そんな我が侭も言ってられなくなった事情がある。
「所詮付け焼刃、いずれ調子は落ちますよ」と応えるが、「素振りを続ける事で、技術的なものより、このグランドに居る選手の中で毎日バットを振ってるのは多分お前だけだぞ。自信を持って打席に入れ!」という精神的な支えになっている。と語る。
クリーンヒットもあれば、テキサスヒットもある。しかし「綺麗な打球が打てても、取られたら何にもならない。形振り構わず泥臭く行く」という39歳は今年初の5割越えを目指す。
ハチウマ、ショートで魅せる
トライアウト参加のハチウマ選手(ex.サンプラス)が、この日2試合ともショートに抜擢、堅守をアピールした。
打撃面はスローピッチの球筋に慣れていないこともあって6打数1安打に終わったが、前回レンジャースの助っ人で参加した時はセンターオーバーのホームランを放っている逸材。今後が楽しみだ。
文責/小松 写真/小松、志村
監督談話
「志村は腐らずに良く投げた。俺も気持ちがわかるけど、点が入らない時の方が投手は良いピッチングが出来るものだよ。志村は「崩れちゃいけない」という信念で四球も出さず耐えに耐え頑張った。投手の鏡だよ。この試合さとんの守備は超絶だった。来られなかったメンバーはこんな凄いプレーが見れなくて残念だよ。
さとんも凄かったけど、陰のMVPは川村でしょう。彼のポジショニングと強肩は神懸り的なものがあった。今後遠藤寿とのショートフィルダー争いが楽しみだなぁ。
JJホッターズさんはとても感じの良いチームでした。またお手合わせしたい所。 」
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