| カタリストが2本、カタリスト2が1本。その他飛ぶバット揃い踏みでわずか2点でつか？ |
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湿度はあるし、上空にはうっすらと黒い雲。これで時折日が射して、途端にジリジリと暑くなる。
さいたま・秋ヶ瀬公園。
そこらじゅうで炭火を起こしてバーベキュー、犬と戯れる家族連れ、バンドの演奏練習。
穏やかに過ぎていく日曜日の午後、ボル戦士は久しぶりにゴムボールと格闘していたのでありました。
相手のＪＪホッターズは練習時間をフルに使って堅い守備を再確認。
至って落ち着いて、淡々とボールを捌いていく。
ピッチャーのボールは・・・
う〜ん、初めてとは思えない良い球筋。まるでボルメッツの好調時をコピーした
ようだ。こりゃ、苦戦するかも・・・。
試合は先発の小松が相手の戦法に探りに入れる様に始まる。
「どんな感じかな？まずは1本打たせてみよう」
そこでヒットを1本打たせたのが結果命取りになってしまったようなもんだった。
総員、撃てーっ！
どこ声からとも無くそんな叫びが響き、軍隊ラッパが鳴るかのような集中攻撃。
もうそこはのどかな秋ヶ瀬のグラウンドではなかった。公園の一角でもなかった。もはや奇襲を受けた戦場だった！
先発の小松はこんな形でアンラッキーなヒットを続けざまに浴びて傷口を広げてしまい、綺麗にタイムリーを運ばれて先制を許す。
守備陣も裏をかかれてしまい右へ左へ振られてしまい、さらに後続のバッターも続いていきなり4失点。
初回のオモテだけで4失点。ボルメッツベンチはさながら野戦病院に早代わり。
その裏、先頭の志村が出塁するも後続を攻守に阻まれて無得点。
短い攻撃ではあったが、野戦病院で何とか傷を癒したボルメッツナインは２回以降立ち直る。
堅守には堅守でお返し。内野・外野ともいつもの動きが戻ってきた。
加えて小松投手の闘争心にも完全に火がついたようで、2回以降はピンチを招くもピンチを楽しむ余裕すら感じさせる堂々としたマウンド捌きを披露。
結局2回以降はゼロ行進。見事な内容だった。
こうなれば後は追いつくだけ。しかし、相手の堅守にヒットをアウトにさせられてしまう。
それでも3回、本日助っ人で参加した葛葉がヒットで出塁、さらにさとんが技ありの流し打ちを決めて連続ヒット。
この後小松がセカンドフライ、志村はショートフィルダーゴロで2アウト１・３塁。
このチャンスで頼れる選手会長の山口がライトへタイムリーを放ち1点を返す。
しかしこの後の攻撃でもなかなかチャンスを作る事が出来ない。
ちょうどこの頃、グラウンドに日焼けした大島(#42)が到着。
鍛え上げられた肉体がゆっくりと歩んでくるその光景に、相手選手が思わずびっくりしてしまった(？)との未確認情報があるが、そんな大島もレフトフライに倒れてしまう。
久々に出席した只津がこの試合３打数２安打と気を吐くが、相手の上手い守備にヒットゾーンが大幅に狭められてしまい原田・川村はノーヒットといつもの打棒を完全に封じ込められてしまった。
また育児の合間を縫って参加してくれた「世界の４番・岩本修一」も、相手の巧みな投球術に上手くかわされノーヒット。
最終回に５番に座った小室のタイムリーツーベースで１点を返すのがやっと。
初回に４失点しただけで敗戦となる厳しい展開となってしまった。
ゲーム開始直後に、気持ちが上手く試合に集中できなかった・・・と言われればそれまでだが、この試合に限っては相手の見事な先制攻撃にしてやられたと言えるだろう。
今後まだ先の長いシーズンだが、この試合の課題を乗り越えて行ければ、より戦い方に幅が出てくるだろう。
文責／志村 写真／小松、志村
監督談話（という名の自己反省？）
「初回の4点が全て。試合にイントゥするプロセスを今後は各自ちゃんと作らないと、この様な試合展開になる事は今後二度三度あると思う。ポイントは3回の攻撃。あそこで小松が打ってさえすれば流れが変わったかもしれない。ボルメッツで一番バットを振ってるんだからこそ、この場面では結果を残さないと5打数4安打打っても意味がないな。負け試合の方が色々と学ぶ事が多くて勉強になる。謙虚になるのが一番だなぁ。」
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