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2007.5.20 志村自らHRを放つも最終回に崩れ レンジャースに初勝利を今季プレゼント
志村がボルメッツ初となる本塁打を放つも
この日誕生日の遠藤はるかは6打数3安打

道満F面はレフト〜センター後方が荒川の土手になっており、風が強い日にはその土手が厄介な存在になることがある。
それは土手に当たった風が行き場を失い、浮上する力を帯びてしまう事だ。
両チームともに今日はそれに助けられもしたが、ボルメッツはより翻弄されてしまった。

試合は初回からボルメッツペース。
先発の志村が危なげない立ち上がりでゼロに抑えると、その裏宇野の2点タイムリーに、遠藤の2点タイムリーが連続して飛び出し幸先良いスタート。
さらにボルメッツの試合ではまだホームランを打っていない志村が、風にも助けられてセンターオーバーの2ランを放ちいきなり6点リード。

3回には中押しに成功。先頭の小室から怒涛の7連続安打で一気に追加点。
遠藤の2点タイムリーと、選手会長・山口の2点タイムリー。さらに続くさとんの内野安打の間に山口が生還して追加点。この後永関にも犠牲フライが出て、打者一巡の猛攻で合計7点追加する。
すぐ後レンジャースにも7点取られるわけだが、ダメ押しの様に5回にも追加点。
先頭の志村はレフト前ヒット。これを半ば暴走気味にセカンドへ突進してツーベースにしてチャンスメイク。
この後ランナーを貯めて1アウト満塁、小松の2点タイムリーで突き放すと、川村の内野安打の間にトライアウトのザンマが生還してさらに追加点。

この後小室にもタイムリーが飛び出し、原田のショートゴロの間にもランナーの川村が生還。
5点追加して18-12と突き放したのだが・・・。
最終回にレンジャースの攻撃をしのぐ事ができず1イニング10失点。

その裏の攻撃で粘りを見せるも1点を還すのが精一杯。
試合は19-22で敗戦。メガロリーグのレンジャース緒戦は黒星発進となった。

●久しぶりの出場の小室、猛打賞の大活躍
ボルメッツに今季、唯一捕手登録されている小室がグラウンドに元気な姿を見せてくれた。
緻密な好リードに加えて、的確な判断で序盤からナインを引っ張ると、レフトやセンター方向に鋭い当たりを連発して、4打数3安打の猛打賞。
また乱打戦となったこの試合、全力疾走で2度の生還を果たすなどアグレッシブなプレースタイルが光った。
しかし、激走の連続で「これは身体に結構堪えますよねぇ〜(笑)」と苦笑い。

●内野陣を泣かせた硬い土
ショートの原田、サードには久々の永関が就いたこの試合。
わずかにあった砂の層は風で見事に持っていかれてしまい、早い打球はさらに早くなってしまった。
ファーストの山口、セカンドの遠藤はるかにも強烈な当たりのゴロが幾度も飛んでくるが、グラウンドを縦横無尽に動く内野陣の反応よりも打球が早い。
怪我人が出なかった事は何よりだったが、このグラウンドコンディションは土のクッション性が無く、想像している以上に草ソフト選手には危険な状況だと思える。
そんな状況下でも果敢に打球に喰らいついていったその闘志はきっと次の試合に繋がるだろう。

●風で飛距離は何割増し? 外野手の目測が撹乱される
もちろん対戦相手も外野守備では風に悩んでいたのだが、もともと思い切り良く振ってくる打者の多いレンジャースには長打を多く放てる選手が、何人も助っ人として参加しており外野へのあたりを連発。これが急に伸びたり失速したりと、外野手の目測を狂わせる当たりが次から次へ。
センターの遠藤寿郎選手は背走しながら打球に追いつくも、グラブの先に触れた打球がさらに伸びてしまうなど、この強風に振り回されて「悔しいなぁ」と一言。背中合わせのグラウンドのベンチまで到達した打球もあり、打球は4割〜5割伸びる時間帯もあった。
またライトのさとん選手も「すごく深く守っていても、さらに風で伸びる」、レフトの川村選手も「風が難しいよ」と、この風に振り回される格好となった。

●日々の練習の成果が出てきた小松 今日も技ありのタイムリー
ボルメッツナインは気温の上昇に伴い、最近の試合では選手の調子も上昇傾向にある。
トレーニングアシスタントがこの試合、思わず目を細めたのは5回に技ありのタイムリーを放った小松選手のひと振り。
「日々の練習を怠らない姿勢に、筋肉がいよいよ応えられる体勢になったから、あの当たりぐらい出るのは当然でしょうね。それにしてもチャンスを生かしきったメンタル面の強化は特筆モノ。自信を持ったバッターがチームに与える効果は計り知れないね」と絶賛。
バッティング練習の成果が出てきた事にも「ボルメッツは各選手が、日頃から試合に向けてコンディションを整えているからこそ、試合で良いプレーが出来ている。小松選手のタイムリーもそうですね。試合は負けてしまったけど好ゲームでしたよ」とチーム内には黒星スタートのショックはそれほど無い雰囲気だった。
「みんなが良い流れを作ってくれたので繋いで行こうと思った。上手く流れに乗れました」と小松選手は謙遜するが、今後のさらなる活躍を期待せずにはいられない素晴らしいバッティングだった。

●トレーニング担当が思わずお冠!? 「試合の大切さを解っていないのか」
トレーニングアシスタントがこの試合後、敗戦投手となった志村投手を呼び出し厳し〜いお説教。晴天の道満に突如カミナリが落ちた。(と言っても一人二役<笑)
いつもの数倍は落ち込んだ志村投手。しかし落ち込むには理由があった。
実は志村投手のホームランはこれで通算4本目。しかしその「※ホームランを打った試合で勝った事が無い」のだ。
自らのデータに纏わるジンクスを振り払うためにマウンド上で試行錯誤を試みるが、中途半端な試行錯誤に終始してしまう。この試合の対戦相手には年中対戦しているMLS選手が多く参加しており、甘めに入ったスライダー系の変化球を見事に持っていかれた。
また厳しいコースを突いたり、独特の変化をする本来の投球が最終回には影を潜めてしまい、試合後半での大量失点を招く形になった。
今シーズンは序盤好調でも中盤や終盤に崩れてしまい、ピッチングが竜頭蛇尾になってしまっているが、今回もその流れを断つ事が出来なかった。
「コーチには終盤、すでに気持ちで負けていて観ていられなかったと言われました。走塁でまずいプレーもあったし焦りがさらに焦りを呼んでしまい、チームの皆さんには申し訳ないです」と志村投手。次回の登板では「リベンジどころではなく、イチから信頼回復やり直しです」となんとか巻き返しの糸口はないかと探っていた。
チームに帯同するT・Aは志村投手にだけは鬼の様に厳しく「アイツはカーボローディングをしても無駄なんだよ、勝った事が無いんだし筋肉無いんだからね。前日にうどん3玉なんて食い過ぎ!まったく信じられないよ」と呆れ顔。しかも「試合後にノンキにパスタ大盛り食って、コーラまで飲みやがって!精神面の弱さも露呈しやがった」と一連のコンディション管理に、大事な試合を任されている自覚が無い事を大いに嘆いていた。
「ボーンヘッドはやらかすし、ホームラン打っちゃうし、大事な試合で弛んでいたね。だいたい体重が5ポンドもオーバーしているって、どうかしているよ」と厳しい口調で捲くし立て<短期減量の刑>と、<※特別メニューの刑>を命じていた。
※ホームランを打つと勝てないジンクス、特別メニューについてはボルメッツ辞典をご参照下さい。

文責/志村 写真/小松、志村

監督談話
「風のせいにしても、それは対戦相手もイーブンでお互い様。最後の最後まで息抜けないのがスローピッチの面白さなのかもしれないね。」

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