Volmets東京ボルメッツ公式サイト
よくある質問サイトマップ
対戦希望入団希望個人情報の取扱いお問い合わせ
球団概要ニュース試合日程試合結果/成績開催球場情報コミュニティリンク

ニュース
最新ニュース(ブログ)
2008年のニュース
2007年のニュース
2006年のニュース
2005年のニュース
2004年のニュース
2003年のニュース
2002年のニュース
 
トップページに戻る
2007.7.7 今季初のナイターはシーソーゲームの展開、1点差氷薄の勝利に沸く
今季初のナイター。カクテル光線が眩しい
シーソーゲームの展開で最高のゲーム
起死回生の同点打を放った小手 3打数2安打
膝痛を押して強硬出場の只津

七夕の夜、空の色がゆっくりと変わる頃。
銀座線外苑前駅―
神宮のデイゲームが終わり、球場から吐き出された人の波とは全く逆に向かうボルメッツ戦士たちの姿があった。今日はナイトゲームでレンジャースとの一戦が行われた。試合前からボルメッツ戦士は、見えないものや己との戦いに時間を割く。
カクテルライトに悩む者、久々のボールの感触を味わう者、飛び回る蚊に苦戦する者、ノックが思う様に打てない者などなど。(^^;)
先発はボルメッツ・小手、レンジャース・コージー。両投手ともそう簡単には崩れない安定感があり、勝率の高い投手である。力は互角の両チーム、今日も予想通り手に汗握る接戦となった。

<試合展開>
ボルメッツは初回に米谷がヒットで出塁。続く山口、さらに宇野のヒットで満塁として、5番・さとんのショートゴロの間に先制するが、すぐさまテキサスヒットの応酬を受けて2−1と逆転されてしまう。

3回にはトップの米谷がまたも出塁。するとここから1アウト1・2塁として、4番・宇野が右中間にタイムリースリーベース。
再逆転に成功すると、続く5番・さとんにもタイムリー。この後ランナーを溜めて相手エラーによって1点追加。4点を挙げる。
しかしレンジャースも負けじとその裏、4点を挙げて再びリードを奪う。4回にも1点失い、2点のビハインド。
ちょうど辺りもすっかり暗くなったところで、ここからがボルメッツのハイライト。5回オモテに相手のファインプレーもあって簡単に2アウトになってしまうのだが、ここから同点に追いつく。
5番・さとんが相手の送球エラーで出塁すると、続く只津は執念のヒットでチャンスを拡大。続く7番・小手。
初めて体験するメガロルールにもアジャストし好投するも、相手の巧みな戦術でビハインドを許す結果となった。だが、2ストライクと追い込まれてから自らのバットで鋭く右中間を真っ二つに破り、走者一掃のタイムリーで同点に追いつく。
7−7の同点で5回裏からピッチャーは志村にスイッチ。
相手の攻撃をゼロに抑えると、6回にはボルメッツが誇る快足コンビが足で魅せる。
先頭の志村が内野安打。続く小松がピッチャーゴロに倒れる間に、抜群の反応でスタートし進塁に成功。1番に戻って米谷がファーストへの内野安打。懸命に守るレンジャース相手に揺さ振りを掛けるかの様なスピード溢れる攻撃を展開する。
ここでバッターは選手会長・山口。
鈍いファーストへの当たりなので、米谷はスタートを切って2塁へ。3塁ランナーの志村はスタートを切る素振りすら見せずに待機。レンジャースの内野陣がダブルプレーをしないと判断すると、その瞬間に志村が満を持してスタート。山口は1塁でアウトになりすぐさまホームへ返球されるが、捕球する前に志村がホームイン。これで1点勝ち越しに成功。
この後ボルメッツは追加点こそ挙げられなかったものの、好守でレンジャースの反撃をなんとか封じ8−7で勝利した。

●斬り込み隊長・米谷、走攻守に大活躍
この試合、ボルメッツ唯一の3安打猛打賞。ヒットで出塁したイニング全てで得点が入る幸運振り。
持ち前の快足を生かした内野安打で6回表の決勝点をアシストすれば、6回裏にはレフトへ抜けるあたりを好捕してアウトにするなど、いつも以上に軽快な動きが光った。
人工芝特有の打球が早くなる傾向にも全く動じず、華麗な守備に対戦相手からも拍手が送られていた。

●只津、怪我を押しての出場でチームに「喝!」
膝の怪我で戦線離脱すると伝えられていた只津が、人数ギリギリであるとの知らせに急遽参加。
「チームのことを第一に考えて」と、怪我を押しての出場にボルメッツ戦士の闘志が燃えないワケが無かった。
スイングする度に激痛が走るにもかかわらず、あわやホームランと言う当たりを放つなど全力でプレー。さらにベンチを盛り上げる持ち前のムードメーカーぶりでもチームを引っ張り、手に汗握る緊迫したゲームで逆転勝利をもたらした。

●久し振りに出場の小手が打って3打点。守りでは大きな存在感
只津同様に精神的な支柱になったのは先発の小手。ストライクコースに上手くアジャストする投球術は流石だった。レンジャースの攻撃に守備陣が裏をかかれてしまって失点しても、動じずに最少失点で後続を断ち、チームの勝利に大きく貢献した。
5回からはショートフィルダーに就いた際も、登板時に打たれたヒットコースなども考慮して、絶妙なポジショニングを披露。いかにも打者が打ってきそうな場所に守っている事は、陰ながらではあっても対戦相手の思うようにさせない点では非常に重要な戦略であると思う。

●チーム一丸となって1点のリードを守りきる
選手会長の山口はサードでファインプレーを連発!強いあたりもガッチリと受け止めて冷静に捌いた。また外野陣も序盤こそカクテルライトに苦しんだが、終盤は堅実なプレーが光った。
5回から登板した志村と、捕手・小松のバッテリーはお互いの長所を引き出しあうナイスコンビネーション。ほぼ完璧な内容でテンポ良く抑えた。同行するT・Aは「(志村投手は)緊張でアタマの中が真っ白になったのが良かったのかな?ワケも解からず投げているのに抑えているんだから、恐れ入っちゃうよ」と半ば呆れ顔だったが、「昨日見せておいた教材が相当役に立ったようだ」と、この結果には何かしらの手応えを感じているようだった。

●八馬選手の快足ぶりに両チームとも驚愕
塁間を疾走する快足ランナー達も、おもわず「早い!」と唸ったのがトライアウト参加の八馬選手。さすがに高校時代に全国レベルを体験しただけあって、運動能力は桁違い。この脚力だけでも対戦相手にとっては脅威になる事は間違いはずだ。
スローピッチにもだいぶ慣れてきたようで、この試合ではセカンドで堅実なプレーを披露してくれました。

文責/志村 写真/小松

監督談話
「慣れないナイター、人数ギリギリと苦戦を強いられそうな下馬評と打って変わって、各自のモチベーションの高さが光ったナイスゲームだった。パーフェクトピッチングで1点差を守りきった志村は走塁でも冷静な判断出来たと思う。サードで堅守振りを発揮した山口がゲームメイクをして、怪我を押して出場の只津が『まずはフォー・ザ・チームですから!』と振舞してた姿が印象的だった。
小手が久々の出場ながらフォー・ザ・チーム・スピリット溢れる07年度版ボルメッツにアジャストしてたのが印象的だった。今季最高のゲームだったと思う。」

ページ上部に戻る
Copyright(c)Tokyo Volmets. All rights reserved.
Volmets